セクションナイン の 吉田真吾(@yoshidashingo)です。
先日8/24にAmazon EC2が10周年を迎えました。
Amazon EC2 Beta | AWS News Blog
当時のスペックは以下の1種類だけだったんですね。
- CPU: Xeon 1.7 GHz
- Mem: 1.75GB
- HDD: 160GB
- ネットワーク帯域: 250Mbps
- 時間単価: $0.1 (つまり月間$72くらい)
そこから現在に至るまでさまざまなOSをサポートし、不揮発なEBSが利用可能になったり、マーケットプレイスで構成済みイメージの販売ができたりとさまざまな変遷を経て、大きく進化しました。いまやEC2としてのサーバー利用だけでなく、他のマネージド・サービスの基底としても欠かせないサービスになっています。
サーバーレスの文脈だとちょっと鼻つまみもの扱いされることも多いEC2ですが、最近ではX1なんてモンスターマシンがリリースされたりしてますし、今後も楽しみです。
それでは今週も行ってみましょう。
AWS公式
1. Elastic BeanstalkがASP.NET Coreをサポート、またシングル環境に複数の.NETアプリケーションをデプロイ可能に
- Elastic BeanstalkがASP.NET Coreをサポート
- Elastic Beanstalkシングル環境に複数の.NETアプリケーションをデプロイ可能に
リンク:AWS Elastic Beanstalk Supports ASP.NET Core and Multi-App .NET Support リンク:http://blogs.aws.amazon.com/net/post/Tx29MH65I0HLAN5/Multiple-Application-Support-for-NET-and-Elastic-Beanstalk
2. Amazon EFSを活用したSAPシステム構築
- SAPでEFSがサポートされたとのこと
3. 岡三オンライン証券がサーバーレスでバーチャルトレードシステムを構築
- ネット証券の老舗である岡三オンライン証券のバーチャルトレードシステム(デモ画面)をサーバーレスアーキテクチャで構築した事例
リンク:AWS 導入事例:岡三オンライン証券株式会社 | AWS
AWS関連
4. AWSで始めるServerless React Server Side Rendering
- Grand Frontend OsakaでのLT
- API Gatewayを使ってLambdaでサーバーサイドレンダリングしたReactのコンテンツにアクセスすることで、SEO対策などにも有効な方法です。
5. iPhoneアプリのバックエンドとしてServerless Framework使ってみた
- iPhoneアプリ/API Gateway/Lambda/その他AWSリソースの複数セットの管理のためにServerless Frameworkをラップしたリリース用のスクリプトでいい感じに開発フローを構築した話
- サーバー構築不要で、コストが安く済み、セキュリティが担保できたといった感想
その他
6. インサイトテクノロジーがDelphixの取扱いを開始
- ストレージの仮想化技術でスナップショットされたバージョンでアプリやデータを管理、リストアできるDelphixをインサイトテクノロジーが取扱い開始
- 膨大なテストデータを本番データからマスキングしてテスト利用するときなどに良いようだが、Delphix自体はもっとユースケースとして可能性もありそうなので期待
http://www.insight-tec.com/press/20160824_delphixwww.insight-tec.com
7. 変態的 CSS トリック
- Grand Frontend OsakaのサイトのCSSのトリッキーに見えるテクニックをKiteくんが丁寧に解説してます。
- 正直すべては理解できなかったけど、斜めデザインとか使いドコロありそうだし、なにより美しいWebデザインに対する姿勢が参考になります。ここまでやってるとは。
ということで今週は以上です。