『Azure OpenAI Serviceではじめる ChatGPT/LLMシステム構築入門』( #AOAIドーナツ本 )を執筆しました

吉田真吾@yoshidashingo)です。

Microsoftのソリューションアーキテクトなど7名の執筆者と共著で『Azure OpenAI Serviceではじめる ChatGPT/LLMシステム構築入門』を執筆しました。来週、2024年1月24日に発売されます。

gihyo.jp

誰向けの書籍?

Azure OpenAIのまとまった書籍は多くないので、多くの方が買って・読んでよかったと思えるものになっていると思います。 とくに、Microsoft Azure全体におけるGenAI関連の概念構成や参照構成を理解するところから始められ、それに使えるサービスコンポーネントの解説や、サクッと試せるサイズ感のサンプルコードが多数掲載されています。

AzureやAOAI自体を十分に知っている人にとっては全体概念やアーキテクチャ構成の復習・再インデックス化のために読め、AOAIもAzure自体もそんなに詳しくないという人にとっては全体像から個別解説までちょうど良いバランスで入門できる書籍になっています。

先にわたしが共同執筆したLangChain本のように、厳密なステップバイステップ解説や、それなりのサイズで動作するアプリのハンズオンという直線的な構成ではないですが、トップダウンで全体構成をとらえて今後Azure OpenAIや周辺サービスをあつかうときの『地図』が頭の中に描けるようになっているはずです。

執筆経緯と謝辞

2023.6.27 Microsoft Build Japanで講演をさせていただいたときに、永田さん/立脇さん/伊藤さん/宮田さんと会話させていただきました。

speakerdeck.com

同人誌はすでに上記の皆さんで書かれていましたので、ぜひ一緒にAzure OpenAIの商業誌を書きましょうという話になり、企画からご一緒させていただきました。

booth.pm

Azure OpenAIやAI Searchなどでの発信が多い花ケ﨑さんや蒲生さんにもご参加いただき、強力な執筆陣で作業開始しました。 私自身の貢献は微々たるものでしたが、執筆陣の末席に加えていただき嬉しかったです。大変勉強にもなりました。

中でも伊藤さんとは一部の章の執筆を共同でさせていただきました。ありがとうございます。最終的には大部分が別々の章に組み直すことになりましたが、非常に勉強になりました。

後半は章構成上、花ケ崎さんと共同で執筆させていただきました。こちらも円滑な進行にご協力いただきありがとうございました。

最終的にわたしは第3部、6章の一部と8章の一部を担当させていただきました。

そして、強力だが人数としてはやや多めの執筆陣(かつ多忙)の中で頭を張って進行管理や細かい最終的な決断を下していった永田さん、執筆陣の中でずば抜けて作業量や考えごとが多かったと思いますが、大変お疲れさまでした。

出版記念イベントを(続々と)やります。

第1弾として、1/22(月)夕方にChatGPT Meetup内で出版記念イベントを開催します。オンライン配信ですが、書籍の内容に触れたり、執筆時点よりも最新化されたこと、書籍に盛り込まなかったマニアックな話などを中心に執筆陣でお喋りするイベントになります。豪華執筆陣が一堂に会したイベントになっています、奮ってご参加ください。

chatgpt.connpass.com

また、2月以降も何回か出版記念の勉強会を開催する予定です。ご期待ください。