どうも、セクションナインの 吉田真吾(@yoshidashingo)です。
7月に芝浦に引っ越してから企画が伸び伸びになっていたホームパーティがやっと開催できました。セクションナインも順調に立ち上がり、スタートアップのmobingiについても徐々にトラクションかけている感じです。
というわけで行きましょう。
AWS公式
先週・先々週は非常にリリースが少なかったです。
1. 新機能 - AWS Cost Explorer レポートを保存
- Standard Report として標準で組み込まれているレポート以外に、カスタマーが独自にサービスやタグやAPI操作やAZなどでフィルタリングやグルーピングしたレポートを保存(テンプレート化)しておくことができる機能
2. AWS Elastic Beanstalk 環境リンクのサポートを追加
- BeanstalkのEnvironment間にリンクを作成することで、今まですべてを一つのEnvironmentで管理していたところを、フロントエンドとバックエンドを別々のEnvironmentに分けてリンクすることができるため、ライフサイクル管理が便利になる。
http://aws.typepad.com/aws_japan/2015/11/aws-elastic-beanstalk-adds-support-for-environment-links.htmlaws.typepad.com
3. EC2 Dedicated Hostが利用可能に!
- EC2(仮想サーバー)を展開する物理ホストを専有して管理することができるため、ライセンスなどが物理ホストに紐付けて管理されるソフトウェアを使う場合に問題が発生しない
- が、当然スケーラビリティはある程度犠牲にしなければならなくなる
- 課金はDedicated Host自体に対してされる
- 利用できないAMIが若干ある
- 載せられるEC2は on VPCのみ(クラシックはない)
- 1ホストで異なるVPCに所属する複数のEC2を収容できる【これはよい!】
- アフィニティ指定で「必ず同一のDedicated Hostで起動する」ことが約束される
- ホスト障害時の挙動が気になる
4. RDS for PostgreSQLで、3つの(ip4r, pg_buffercache, pgstattuple)と3つのパラメーターがサポートされました
- PostgreSQL9.4.5以上で利用可能なエクステンションとパラメータが増えた。
- (エクステンション)ip4r
- IPアドレスデータ型
- ip4r extension
- (エクステンション)pg_buffercache
- 共有バッファキャッシュで何が起きているかをリアルタイムに確認する方法を提供
- pg_buffercache extension
- (エクステンション)pgstattuple
- タプルレベルの統計情報を入手するための各種関数を提供
- pgstattuple extension
- (パラメータ)rds.force_admin_logging_level
- RDSのインターナルユーザー(rds_admin)によるDBインスタンス内での操作を記録し、PostgreSQLのエラーログに出力できる。
- PostgreSQL9.3.10でも使える
- (パラメータ)rds.force_autovacuum_logging_level
- autovacuum workerによるDBインスタンス内の全データベースでの操作を記録し、PostgreSQLのエラーログに出力できる。
- PostgreSQL9.3.10でも使える
- (パラメータ)rds.rds_superuser_reserved_connections
- PostgreSQLのスーパーユーザーに設定できるように、rds_superuserによる接続を予約できる。
5. Chef ServerをAWS上で展開:クイックスタート リファレンス デプロイ
- Chef Serverの公式AMIを用いて、CloudFormationでS3上のテンプレートをデプロイするクイックスタート リファレンスが公開された
6. AWSクラウド上のマネージド型Microsoft Active Directory
- AWS Directory Serviceは今までSimple ADのみサーポートしていたが、Microsoft ADが追加された。
7. 既存のAmazon RDS DBエンジンのポート番号を変更可能に・Amazon RDS MySQL5.5でM4・R3・T2インスタンスサポート
- 稼働中のRDSのDBインスタンスのポート番号の変更が可能になった
- MySQL 5.5でM4/R3/T2が使えるようになった
8. Route 53 traffic Flow
- Announcing Amazon Route 53 Traffic Flow, Global Traffic Management in the Cloud
- 複雑なトラフィックルールをGUIでわかりやすく作成できる機能
- 既存定義のエクスポートはできない
9. AWS Tools for Windows PowerShellでフェデレーションによるユーザーを新規サポート
- AWS Tools for Windows PowerShell バージョン3.1.31.0から、SAMLを用いてAWSにアクセスできるようにADFSを使ったフェデレーションがサポートされた。
AWS関連
S3のバケットをオブジェクトごと削除する
- 気づいてなかったんですけど今日S3のバケットを削除してみたらそのまま消せて、「あれ、オブジェクト入ってなかったのかな」と思い、あらためてオブジェクト入りのバケットを削除したら消えたので、確認してみたら、オブジェクトが100,000個未満のバケットはコンソールで一発で消せるんですね。
Advent Calendarがはじまってますね
AWS Advent Calendar 2015
- 12/1 CloudFormationのロールバック時に設定ファイルも元に戻す - Qiita
- 12/2 AWS シンプルアイコン(全52種類)の覚え方まとめ - Qiita
- 12/3 AWS CodeDeploy と AutoScaling の組み合わせで気をつけたいこと · takus's blog
- 12/4 EC2 から Lambda までの歴史を振り返ってクラウドネイティブに思いをはせる | はったりエンジニアの備忘録
- 12/6 2015-12-06
- 12/7 SWF ✕ Lambda - プログラマでありたい
Lambda Advent Calendar 2015
- 12/1 AWS LambdaでPHPなどを動かした話 - Qiita
- 12/2 はじめての Python for Lambda (Python Functions) - akiyoko blog
- 12/3 mp4動画ファイルのトランスコードを Python for Lambda で自動化 - akiyoko blog
- 12/4 LambdaとES6とWebStormと - Qiita
- 12/5 取り寄せた本が届いたら DynamoDB Stream を元に Lambda 経由で Twitter に通知させる - ミームの死骸を待ちながら
- 12/6 [Node.js] AWS lambdaでaws-sdkをスタブ化してテストする - Qiita
その他
HDE Advent Calendar Day 6: Meet Israel - HDE Advent Calendar 2015
- イスラエル、いいですね。
Let's EncryptがPublicベータに
Cloud Vision APIの凄さを伝えるべくRasPi botとビデオを作った話 - Qiita
- まあ、なんかとにかくスゴいということでうちのプロジェクトでも使いはじめてます。
Barry Zane氏について
- Netezzaを作ってParAccel MPP(RedshiftにOEMされ、現在はActian Matrix)を作って、今はSparql Cityという会社でグラフ分析エンジンを作っているらしい