どうも、吉田真吾(@yoshidashingo)です。
今年もAWS re:Inventに来てます。初日のキーノートが始まりましたがいったん置いておいて、今年もregistrationフロアに面白い事例が貼り出されていたので紹介です。詳細は各事例ページをみてください。
1. MLBAM(Major League Baseball Advanced Media)
- MLBAMはメジャーリーグのインタラクティブメディアとインターネット事業を扱う会社。
- 事例:Customer Success Stories
- MLBAMはシーズン中、1試合あたり17PBのデータを収集し分析するビッグデータのソリューションをAWSに移行した。AWSを使うことでファンや解説者、チームにゲームの動向やスポーツ熱をより理解する術を提供している。
2. Hearst Corporation
- Hearst Corporationは新聞、雑誌、TVショーなどを扱うエンタープライズメディア企業
- 事例:AWS Case Study: Hearst Corporation
- Hearst CorporationはITインフラの運用を外部化するために、29のグローバルなデータセンターのうち10箇所をAWSに移行した。AWSに移行することで、伝統的なオンプレミスなITインフラへの数百万ドルの投資を抑え、予定の1/5の期間でITインフラの統合管理が可能になった。
3. Philips
- Philipsは家電、ヘルスケア、照明を主要な事業としているオランダのテクノロジー企業
- 15PBの患者のデータを取り扱っている。
- 事例:Philips Innovator
- PhilipsのUSヘルスケア事業部では、AWS MarketplaceのAttunity CloudBeamを用いて3700万行のレコードをオンプレミスDBからAWSに90分で移行した。AWSにデータを移すことでコンサルタントやアナリストは2時間以内に顧客に分析データを提供できるようになった。
4. Instacart
- Instacartは生鮮食品の買い物を代行するサービス。
- 事例:AWS Case Study: Instacart
- Instacartは本番環境のデータベース、コンテンツ配信、分析プラットフォームをAWSに移行した。AWSを使うことで、会社は100万以上の新しい日用品が、数TBの新しい情報として追加されている。
https://aws.amazon.com/solutions/case-studies/instaca
5. Slack
- 言わずもがななチャットサービス
- 事例:Slack Case Study
- Slackのプラットフォームは広いカバー範囲を効率的にカバーするクラウAWSで稼働している。AWSを使うことでSlackは毎週5%ずつ増えるユーザーベースのために数秒でキャパシティの増加が可能であり、毎週3000万メッセージをやり取りする顧客情報を守ることができている。
6. Oscar Insurance
7. The University of Notre Dame
8. Singapore Post
9. JustGiving
まとめ
なんとなくですが、ここに上がってる事例をさらに後押しするようなサービスは幾つか出るのではないかなとか予想してます。直前にWSJが「Space Needle」という名前のBI系のサービスが出そうとすっぱ抜いてましたが、上記の事例を見ると、出てもおかしくはないなと思いますね。