cloudpackエバンジェリストの吉田真吾(@yoshidashingo)です。
今週末の引越しに向けて深夜に粗大ごみをたくさんマンションの下に持って行きました。体が痛いです。 JAWS-UG横浜の主宰をしてる自分が東京に引っ越してしまうのはいささか後ろ髪を引かれる想いなのですが、まあなんとかなるでしょう(というかそろそろ何か開催したいな、2-Tierな勉強会かな)
それでは今週も行ってみましょう。
AWS Summit New York 2015
多くのリリースがありました。
1. Amazon API Gateway
- LambdaやEC2,その他パブリックなエンドポイントを持つAPIへの接続をサポートするスケーラブルなマネージドサービス
- API Gatewayで受けたリクエストをバックエンド向けに変換したり、バックエンドからの応答をJSON変換したりしてくれる
- Swagger からAPI仕様のインポートしたり、API定義からSDKを生成したり、AWSの各サービスとマッシュアップしたり、既存APIのレスポンスのXML→JSON変換なども行ってくれる
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関連ブログ
- Amazon API Gateway – API作成から動作確認までやってみる
- Lambda functionを定義し、API Gatewayからfunctionの出力をAPIレスポンス(JSON)として返す
- Amazon API Gatewayの設定の構造
- API Gateway画面で定義していくAPI定義の構造について
- まずルートのAPIをAPI名で定義し、その下にResource(Models(接続先からの戻り値をJSONにマッピングするモデル定義)とStages(本番、ステージングなどの環境定義))が定義され、それとはMethod(HTTPメソッド)ごとに接続先バックエンドやバックエンドに対するHTTPメソッドやエンドポイントURLなどを設定できる
- Amazon API Gateway を独自ドメインで利用する
- カスタムドメインでAPI Gatewayを公開できる
- ただし対応してるのはHTTPSのみなので、SSL証明書が必要
- Route 53でCNAMEを設定することになるが、API Gatewayから払い出されるURLは「xxxxx.cloudfront.net」。これにAPIをマッピングすることで完成。
- Amazon API Gateway を使って AWS 以外のサービスの API をラップする
- 外部のHTTP APIの利用方法
- Amazon API Gateway の API のクライアント SDK を生成して iOS アプリから呼び出す
- ModelやMethodなどのAPI定義を作ると、SDKが生成可能(zipダウンロード)になる。これで出力したSDKをXcodeで組み込むと、APIクライアントのクラスを通じてAPI呼び出しが可能になる。
- API Gatewayを使ってアクセスキー認証でLambdaを実行する
- API定義でAPI Keyというアクセスキーを作成することで、これがリクエストに埋め込まれてないとAPIコールを認証ではじくということができる。
- REST APIを記述せよ!Swagger紹介 #apijp
- API Gatewayの分野で人気があったSwaggerの話
2. AWS CodeCommit
- 昨年のre:Inventでアナウンスされたgitのサービスがリリースされた
- まだUIでの操作ができない
3. AWS Code Pipeline
- 昨年のre:Inventでアナウンスされたアプリケーションのリリースプロセスの自動化サービスがリリースされた
4. AWS Service Catalog
- 昨年のre:InventでアナウンスされたService Catalogがリリースされた
- 管理者が登録しておいたCloudFormationを選択して、別ユーザーがそれを利用してスタックの構築ができるサービス
関連ブログ
- 一般公開されたAWS Service Catalogを試してみた
- CloudFormationで構築されるスタックを「プロダクト」として作成することが可能
5. AWS Device Farm
- モバイルアプリを実機上でテストできるクラウドサービス
- CAさんが同様のサービスで先行してたはず
AWS Device Farm (AWS クラウドで実際のデバイスを使用してアプリをテスト) | AWS
Introducing AWS Device Farm: Automated Android and Fire OS App Testing on Real Devices in the Cloud from Amazon Web Services
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その他公式
6. Auto Scaling の機能アップデート - より素早く反応してスケーリングするための新しいスケーリングポリシー
- Auto Scalingの機能に「複数ステップ」でスケーリングさせられるポリシー設定が追加された。
- たとえば、平均CPU使用率が50%を超えたらインスタンスを1台追加、一気にもっと高い80%などにまで値が跳ね上がった場合は一気に4台追加するなどを設定できる。
- 台数ではなく、現状の台数の何%(50%,100%,150%,200%)インスタンスを追加するという相対的な指定も可能。
- 指定時間内は新たなスケーリング動作がされないように設定される。
- スケーリング変更が発生している最中にもCloudWatchのメトリクスは評価され続け、(たとえばCPUの平均利用率が50%を超えて1台追加している最中に80%を超えた場合)より大きい変更を行うポリシーを選択する
7. Amazon GlacierでWrite-Once-Read-Manyのアーカイブストレージ作成
- Vaultをロックする新機能で、排他的な保管が可能になる。
- ロックすると、ロッキングポリシーの保管制御の短縮などはできなくなる。
- ロックしても、読み取り可能なアクセス権が発行可能
AWS関連
8. インフラの人がChefやServerspec(ほか)が Rubyだったおかげですこし プログラムをするようになった話
- Opsこそインフラをコード化
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