2014 年 4 月 22 日(火)以下のイベントに参加した。
- Google Cloud Platform セッション - 最新技術と日本での展開について -
- 2014.4.22 gcp ja night #27 & 「Google Cloud Platform セッション 最新技術と日本での展開について」 #gcpja - Togetterまとめ
Google Cloud Platformで展開されているサービスの種類
- App Engine
- Compute Engine
- Cloud Storage
- Cloud Datastore
- Cloud SQL
- BigQuery
- Cloud Development
当日のセッション
日本におけるサービス本格展開に関する説明 エンタープライズ部門
- Googleは世界で20弱のデータセンターを持ってる
- 独自のネットワークでDC間を接続している
- 100万QPSに耐えるEndpoints(ELBみたいなもの)
テレ朝 横井さん
- Mステ以外にもアメトーークやお願い!ランキングのアートでレクションをやってる
- これからのTVは生ライブの臨場感を遠くの人に伝える方法が必要
- 150万UU(見積もり上は200万UU)でスマホとTVの連携をする
- 2週間で構築する必要があった
- WebSocketでセッションを張りっぱなしにしてスマホに発火して画面を制御する
- ディレイは1600ms台(ユーロのリージョンを利用)、ジッタはほとんどなし
- 内訳としては、
- ポイントとして、TV中継もディレイが2000msecくらいあるので、同じくらいのディレイならリアルタイム連携が可能
- 静的なHTMLはGAE(PaaS)から配信。WebSocketによる制御はGCE(IaaS)から行った。
- 直前までデザインの入れ替えがあるため、放映が始まりURLを公開する直前まで何度もHTMLをGAEのオブジェクトストレージにあげた。
- キャッシュのTTLは放映が開始して終わるぴったりまで設定していた。(バグなどがあった場合にキャッシュに公開され続けることをさけるため)
- Cloud StorageでS3のように静的コンテンツのホスティングができる
- CloudFrontにあたるキャッシュがはじめからついており、キャッシュに乗ってしまえば40msecくらいしかかからないうえ、めちゃくちゃ安い
パネルディスカッション
- テレ朝さんは大規模な静的ファイルの配信をGAE、WebSocketのセッションを大量に張りっぱなしにしたときの安定さという2点の要件でAWSを検討から外し、GCE+GAEを選んだ
- 管理コンソールのUIが統一されている
- 簡易的なダッシュボードも提供されている
- (質問)S3とCloud Storageの違い
- オブジェクトストレージとしては一緒だが、Cloud Storageはバケットポリシーが簡単.
- CDNにあたるものがはじめからついてる。
- SPDYにも対応してるので少ないコネクションで大量に配信できる。
- 数分でエッジに乗る
- 安い。
- 台湾までの距離はあるが、エッジからDC間はインターネットを流れないようになってるため安定している
- 日本語のサポートがあって、プラチナサポートだとTAMがつく
- Managed VMという、自動でパッチあてなどをするIaaSがあり、非常に期待している。
- テレ朝さん以外は正直どこのクラウドでもよかったらしい。(営業が強かったため選択)
感想
- 静的ページのCDN配信(S3+CloudFront)にあたるものはGoogleのほうがよさそう、特にCDN部分。
- DC間やエッジとDC間のグローバルなネットワークの帯域や安定度合いは圧倒的な印象。
- Managed VMs についてはまだまだな印象。
- テレ朝さん以外はみんなまだ厳密に価格や仕様などによって選んでない。なんとなく盛り上がってるし直接営業されたし使ってみる(ユーザー事例もそう)という段階。