先週のSORACOM関連ブログを大体全部読む(エンジニアブログ25本)

どうも、吉田真吾@yoshidashingo)です。

SORACOM Airを買ったけど何から始めようというエンジニアの皆さんへ、先週先陣を切ってたくさんの使ってみたエントリーが上がってるので、まとめておきます。

SORACOM Air とは

先週は SORACOM Air が界隈の話題を独占した一週間でしたね。

ascii.jp

1. SORACOM Airを使ってみた #soracom - stanaka's blog

  • 従量課金で、10円/日/SIM〜(300円/月/SIM〜) 利用可能なMVNO。
  • MVNOなのでAndroidでも使える
  • マネジメントコンソールからSIM単位で速度が変更・設定(32kbps/128kbps/512kbps/2Mbps)でき、「速度に応じて相対的にデータ単価が高くなる(s1.minimum=32kbpsが最も安い)」
  • 料金は夜になるとさらに安くなる、しかも夜はどの速度タイプも上り/下りとも料金が同一になる
    • 後述するAPIで、夜中の時間帯にs1.fastに速度変更してバルクでデバイスからデータをアップロードしたり、デバイスへパッチファイルなどのダウンロードを行えば、割安で高速な通信が活用できる。

blog.stanaka.org

2. SORACOM Airで色々と検証してみる。 - かれ4

  • L2でAWSと繋がってるので、Airの向こうがEC2で、そこからDXでエクイニクスの専用線を伝って外に出て行ってることがわかる。分かりやすくてAWS好きにとって楽しい経路。

blog.tottokug.com

3. SORACOMいろいろ - Togetter

  • ソラコムに関する @voluntas さんのつぶやきまとめ

togetter.com

SORACOM Air - iOS, Android

SORACOM AirはMVNOのサービスなので、IoTデバイスに限らず、iOS,Androidで使っても構わないのです。

4. 新IoTプラットフォームSORACOMを試してみた #soracom | DevelopersIO

  • SORACOM Airを買ったら、ユーザー登録して、マネージメントコンソールでSIMをアクティベートしましょう。

dev.classmethod.jp

5. SORACOM AirをAndroid4.4(KitKat)のSIMフリースマホで試してみた | DevelopersIO

  • AndroidはAPN設定を入力して設定をします。

dev.classmethod.jp

6. SORACOM Airのスピードテストをしてみた。 | DevelopersIO

  • 測定回数が一度なので評価しにくいですが、これだけ見ると、下りはまあまあ設定通りだけど、上りが上位速度クラスに行くに従い乖離しているという状況になっちゃってますね。
  • 【幾つかの条件・回数で再測定してみるといいかも】

dev.classmethod.jp

7. AndroidでもSORACOM Airを使いたい! - ひつじのにっき

  • AndroidにSORACOM Airを挿し、従量課金で無駄な通信をさせない(アプリ単位に通信可否設定)ためのアプリ「IoT Gateway」を作った話

mhidaka.hatenablog.com

SORACOM Air - その他のデバイス

SORACOM Airは完全従量制のIoT向けMVNOということで、巷では Raspberry Pi に何かしらの通信モジュールを挿して使ってる人が多いようです。

ちなみにAmazonのソラコム公式では「FS01BU」というUSBモデムが販売されています。

メカトラックスさんが販売してる 3GPi だと見た目はスッキリするのですがぱっと手が出にくい価格ですね(¥29,800-) ちなみにメカトラさんはEdisonにくっつけるLTEモジュールも開発中でして、これは3GPiよりさらに全体に小型化できるため非常にかっこいいです。早くたくさん売れて価格がこなれるといいなと思いますね。

現状、お手頃なモデムということで、公式販売されてるFS01BUや、L-02Cなど昔のXi(クロッシィ)のUSBモデムもなぜかここにきて大流行してるようです。

8. 3GPi on Raspberry Pi 2 + SORACOM Air SIMでインターネットに接続する #soracom | DevelopersIO

  • 3GPiをRaspberry Piにセットアップして、APN設定して、接続完了までの話。

dev.classmethod.jp

9. http://qiita.com/osada9000/items/012962f6ed92b501bed5

  • Raspberry PiにUSBでZTE MF112(MF120)を挿す→usb-modeswitchでCDアンマウント→wvdialでダイアルアップまでの話。

http://qiita.com/osada9000/items/012962f6ed92b501bed5qiita.com

10. http://qiita.com/osada9000/items/9254646652717cba0267

http://qiita.com/osada9000/items/9254646652717cba0267qiita.com

11. もうちょっと楽にRaspberry PiでSORACOM Airを使う(FS01BU USBモデムを用いて) - Qiita

  • 上記記事からUSBの抜き差しをなくしたパターン

qiita.com

12. http://qiita.com/osada9000/items/b9fdb3fe48ea15d141fc

  • ZTE MF112とほぼ一緒の手順

http://qiita.com/osada9000/items/b9fdb3fe48ea15d141fcqiita.com

13. Raspberry PiとSORACOM Airを繋げてみた(1) - Mana Blog Next

  • Raspberry Piに挿すUSBモデムとして現状最安(¥800)とのことです。

www.mana-cat.com

14. Raspberry PiとSORACOM Airを繋げてみた(2) - Mana Blog Next

  • wvdialでダイアルアップすることは上記記事と変わらないが、その他ハマりどころがあった(NetworkManager、給電不足、接触不良)という記録。

www.mana-cat.com

15. http://adven.info/marketing/rasberry-pi-soracom-air/

  • 3GPiをRaspberry Piにセットアップして、APN設定して、接続完了までの話。

http://adven.info/marketing/rasberry-pi-soracom-air/adven.info

16. http://mikalab.info/blog/201510/02.html

http://mikalab.info/blog/201510/02.htmlmikalab.info

17. http://mikalab.info/blog/201510/03.html

  • ElicssonF3507gが壊れていたので非純正のHUAWEI EM770Jをつけて繋がった話

http://mikalab.info/blog/201510/03.htmlmikalab.info

ということで、ここにある限りで SORACOM Air で動作確認が取れているモデムは→「FS01BU」「3GPi」「ZTE MF120(MF112)」「L-02A」「L-02C」「HUAWEI EM770J」

SORACOM Air - API

SORACOM AirはAPI制御も可能なモダンでアジリティの高いMVNOです。操作はCLIツールをインストールして使うか、REST APIを叩く方法の、大きく分けて2種類。

18. SORACOMのコマンドラインツールを使ってみた - Qiita

  • CLIツールはgemでインストールする。
  • そしてひととおり触ってみた記録。

qiita.com

19. http://qiita.com/osada9000/items/d920e157a6618502ce7a

  • 画像データは大きいので、その時だけ速度クラスを変更するためのJavascriptコード

http://qiita.com/osada9000/items/d920e157a6618502ce7aqiita.com

20. SORACOM Airの回線速度変更APIの適用タイミング検証 - Qiita

  • APIを叩いてから2〜3秒で変更が反映されたとの報告です。

qiita.com

21. SORACOM APIを使って各種情報を取得する | DevelopersIO

  • REST APIがいろいろ用意されてるねという話

dev.classmethod.jp

22. SORACOM CLIで色々な操作をしてみた #soracom | DevelopersIO

  • CLIを入れてひととおり触って、terminate(つまりSIMの解約)してみた記録

dev.classmethod.jp

SORACOM Beam

SORACOMはAirだけでなく、IoTプラットフォームとして付加価値のより高い「SORACOM Beam」をベータリリースしている。SORACOM Beamは、プロトコル変換やDNSベースでEndpointの接続先の変更を行うことができる。

23. SORACOM BeamでFluent Bitからセキュアにセンサーデータを転送する #soracom | DevelopersIO

  • グループを作成し、そのグループ設定でBeamの設定(エンドポイントと転送先やプロトコル変換ルール)をし、エンドポイントにデータを投げると、データが変換されて転送されるという手順。

dev.classmethod.jp

24. SORACOM BeamでAmazon KinesisのTLS処理をオフロードする #soracom | DevelopersIO

  • HTTPで投げたデータをHTTPSにしてKinesisに転送する設定の話。
  • TLS暗号化処理を末端の非力なデバイスに行わせなくていいというのは非常にメリットが大きいですね。

dev.classmethod.jp

25. SORACOM BeamとSORACOM APIでSIM単位の認証を実装する #soracom | DevelopersIO

  • そんなBeamに置いて、狙ったSIMからのデータかどうかをちゃんと認証する方法。
  • BeamでリクエストヘッダにSIMのIMSIをつけてバックエンドに渡し、バックエンドはもらったIMSIが有効なものかSORACOM APIに問い合わせて突合します。これで、意図してないところからリクエストを真似て送られてきても弾けますね。

dev.classmethod.jp

まとめ

ということで、SORACOM Air および Beam でできることはだいぶたくさんあることがわかりましたね。

Happy SORACOM Life !!

先週のSORACOM関連ブログ 9/30(水)〜10/4(日) #soracom

どうも、吉田真吾@yoshidashingo)です。

玉川憲さんがAWS(ADSJ)を辞めて立ち上げた会社がたった半年で、強力なメンバーを従え、IoTサービスをローンチし、エコシステムも整備して、世間の話題をかっさらっています。

soracom.jp

はじめに

  • この記事では前半に外部から見えていたソラコムの動向を整理し、後半でローンチ後に出たメディア記事を整理してます。
  • エンジニアブログについては別でもう一本書きます。

ローンチ前

  • 2015/2/2
    • 玉川氏がADSJを卒業することがASCIIにて「サプライズ」発表された。

ascii.jp

  • 2015/3/22
    • JAWS DAYS 2015にて、4月から会社を立ち上げてなんか色々やるんでよろしく!というLTが行われ、情報の発信はこちらで、とペライチなサイトが紹介された。

http://signup.soracom.jpsignup.soracom.jp

  • 2015/6/11,12
    • 7億円調達したことが「サプライズ」発表され、「バリュエーションいくらやねん」「俺も全力で投資したい!」といった声が界隈に入り乱れる。
    • どうやらAWSの特徴(スモールスタートでエラスティックで従量課金)と活かし、かつ自身もAWSライクなIoTサービスらしいとのことが分かった。

jp.techcrunch.com

  • 2015/8/5
    • CTOとしてADSJのSAをしていた安川さんがCTOとしてジョインすることが「サプライズ」発表された。
    • 直近、DynamoDBチームで開発していたことや、エリクソン出身であることから、なんかガチなプラットフォームっぽいぞということが界隈で噂され始めた。

ascii.jp

  • 2015/8/30
    • 平鍋さんが二子玉川のSORACOMオフィスで行ったインタビュー
    • アットホームな雰囲気で開発が行われていることを感じさせる動画であった。

“フェアでオープンなIOTプラットフォームを日本で作りたい。”

www.youtube.com

  • 2015/9/4
    • スタートアップCTOの集まりで安川さんから「負荷テストの負荷かけマシンの作り方」のLT
    • ソラコムが何なのかはまだわからないまま。

www.slideshare.net

  • 2015/9/27
    • 日経さんがサービス概要をすっぱ抜いた。

www.nikkei.com

  • 2015/9/28
    • ブログが始まった。
    • 早速デベロッパーカンファレンスが開催されるそうだ。

blog.soracom.jp

blog.soracom.jp

  • 2015/9/28
    • プラットフォームを作るためにスーパーエンジニアを集めて作っている
    • 理想的なプラットフォームは「初期コストがほとんど掛からない」「すぐに試せて、すぐに止められる」「運用の手間を省ける」「スケーラブルである」という4つの条件を満たす必要があると考えている。
    • IoTビジネスでエンジニアに求められるのはソフトやハードを広く見られる人材。→アルティメットエンジニア、フルスケールエンジニア

http://engineer.typemag.jp/article/soracom_tamagawaengineer.typemag.jp

そしてローンチ(2015/9/30

www.slideshare.net

sdx.hatenablog.com

公式

blog.soracom.jp blog.soracom.jp

メディア記事

jp.techcrunch.com thebridge.jp www.publickey1.jp ascii.jp www.publickey1.jp itpro.nikkeibp.co.jp www.atmarkit.co.jp cloud.watch.impress.co.jp

その他多数

エコシステムパートナー

  • cloudpackはSORACOM Airから閉域網で直接自身のAWS環境に接続可能な「IoTpack」を提供

www.slideshare.net cloudpack.jp

  • クラスメソッドはソラコムを活用して様々なセンサーからデータを効率よく収集する一連の仕組みをテンプレート化したCSセンサーズを自社サービス「カスタマーストーリー」のオプションとして提供開始した。

ソラコムとIoT向けテンプレート提供開始 | クラスメソッド http://dev.classmethod.jp/referencecat/soracom/dev.classmethod.jp

  • サーバーワークスはソラコムに限らず、デバイスの選定からデータ収集方法、分析・レポーティング環境までをコンサルティングする「IoTスターターパック」を開始

http://www.serverworks.co.jp/news/20150930www.serverworks.co.jp

まとめ

ということで「サプライズ」が多くて一気にIoTの注目度、活用に向けた取り組みが加速するように見えますが、大事なのはこのプラットフォームを使ってビジネスがどう広がっていくかという点、つまり今後の「ビジネス開発」がソラコムの命運を握っていると考えて差し支えないでしょう。

Techcrunchの記事に事例が多数載っていますが、注目度の高さのみならず、これらのように実際にソラコムを活用して「モノをサービスに変えていく事例」がどんどん出てくることを期待しましょう。

先週のAWS関連ブログ 9/21(月)〜10/4(日)

どうも、吉田真吾@yoshidashingo)です。

気づいたら先週のブログ書いてませんでした。というわけでざっと2週間分です。行ってみましょう。

AWS発表

1. AWS ストレージアップデート - S3 の新しい低コストなストレージオプション & Glacier の値下げ

  • S3のアーキテクチャはそのまま(堅牢性:99.999999999%)に、可用性のSLAを低く設定(99.99%→99%)して価格を下げた新しいオプション「Standard-IA」がリリースされた。
  • 容量あたりの料金は下がっている(東京:$0.033 /GB@標準→$0.019 /GB@IA)が、取り出しに料金が発生する($0.01 / GB)ことに注意。
  • 用途として、普段あまりアクセスしないが時々パっと確認する(Glacierに入れてるとすぐに確認できない ※参考:$0.0114 /GB@Glacier)必要がある直近のログなどが最適だろう。ちなみにGlacierも値下げがされた。
  • 今や静的Webホスティングなどのコンテンツでもない限り、それ以外はライフサイクル定義でStandard-IAかGlacierどちらかに、アクセス頻度の要件に応じて入れておくのが望ましい。

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2. Amazon Cognitoが東京リージョンで利用可能になりました

  • Amazon Cognitoがローンチから約1年で東京リージョンにも展開された。
  • Amazon Cognito Identity は大手IDプロバイダ(Amazon,Facebook,Google+,Twitter)やOpenID Connect(OIDC)に準拠したプロバイダの情報で認証をし、一時的なIAMのクレデンシャルを発行可能。
  • Amazon Cognito Sync は認証したユーザーがローカルなデータをクラウドに格納しておける機能。
    • Push Sync はSyncのデータの更新をトリガにクライアントにプッシュ通知が可能
    • Cognito Streamsは更新データをKinesis Streamで受け取る
    • Cognito EventsはCognitoのデータが更新されたタイミングでイベントを発火できるので、更新されたらLambdaファンクションを実行するといったことが可能

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3. Amazon Linux AMI 2015.09 公開

  • 既存のAmazon Linuxも $ sudo yum clean all && sudo yum update でアップデートできる。
  • カーネルは 4.1.7 kernel
  • Amazon Linux AMIリポジトリに Samba 4.1 PostgreSQL 9.4 Go 1.4 Docker 1.7.1 を追加。
  • またプレビューリポジトリに PyPy 2.4 を入れたので sudo yum --enablerepo=amzn-preview install pypy で試せる

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4. 新しく追加したAWSパブリックデータセット– 3000イネゲノム

  • 5つの異なる参照ゲノムと比較分析されたイネ3,024品種のゲノムシークエンスデータに、AWSパブリックデータセットとしてアクセスできるようになった。
  • AWSパブリックデータセットはS3にホストされているのでHTTPでアクセス可能(ダッシュボードなどのデータとしてアクセス可能)

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5. Amazon RDSアップデート - Oracle + ブラジル + 大きなボリューム + α

  • t2.largeがRDSのデータベースインスタンスとして選択可能になった
  • MySQL,Oracle,PostgreSQLのストレージが今まで3TBだったが6TBまで選択可能に。SQL Serverは2TBまでしか選択できなかったが4TBまで選択可能になり20000IOPSまで設定可能に。
  • インスタンスについていたタグがスナップショットにも引き継がれ、逆にスナップショット戻しすればインスタンスにも引き継がれるようになった。
  • Oracleは12.1.0.2および最新パッチが使えて、R3系,T2系も選べるようになった。
  • SQL ServerはEEでも時間課金ライセンス型を選べるようになった。

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6. Elastic Beanstalk アップデート - JavaとGoのサポート

  • BeanstalkのJava環境で、JettyやPlayといったフレームワークが利用可能になった。
  • Goアプリケーション環境を新たにサポートした。

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7. Amazon SESがメール受信、そしてその処理に対応しました

  • ドメインのMXレコードをリージョン別に用意されたSESのSMTPエンドポイントにふりむけるか、すでに持っているメールシステムをSESのSMTPエンドポイントに転送することで、SESでメールが受信可能になった。
  • ソースIPアドレスやメールアドレスをルールにしてAcceptするかRejectするか判別が可能(課金はAcceptしたもののみ)
  • 受信したメールに対して「ヘッダの追加」「S3への保存」「SNSトピックにPublish」「Lambdaファンクションの実行」「送信者にバウンス」といったアクションを実行可能。

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8. Amazon EMR リリース4.1.0 - Spark 1.5.0, Hue 3.7.1, HDFS暗号化, Presto, Oozie, Zeppelin, リサイズの改善

  • EMR 4.1.0で「Spark 1.5.0」「Hue(Hadoop User Experience) 3.7.1」「HDFSのHadoop KMSを使った透過的な暗号化」「クラスタ縮退時に動作しているジョブに対する影響を最小化するインテリジェントなリサイズ機能」がサポートされた。
  • EMRサンドボックスとう新機能で、bootstrap actionを使わなくても自動インストールされるサンドボックスアプリケーションとして、Presto 0.119、Zeppelin 0.6(Snapshot)、Oozie 4.0.1が利用可能になった。

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9. Amazon Elasticsearch Service

  • Elasticsearchクラスタを簡単に構築・運用できるマネージドなElasticsearchサービスがリリースされた。
  • インスタンスタイプはT2,R3,I2,M3から選べ、ストレージもGP2やエフェメラルが選択可能。マルチAZ配備(zone awareness)も選択可能。
  • 構築したクラスタにはデフォルトでKibanaのエンドポイントが発行され、可視化もできる。
  • クラスタのスナップショットは自動的に取得され、S3に14日間保存され、これを用いてリストアが可能。
  • CloudWatch LogsからAmazon ESにログをフィルターして取り込むことが可能で、VPC FlowログやLambdaのログ、CloudTrailログなどを取り込むことができる。
  • 自身のクラスタ監視はCloudWatchで可能。クラスタレベルでのサマリー監視(CPU使用率やストレージの使用量)ができる上、シャード全ての健全性などを色別に表示することができるので、見やすい。

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10. AWS CloudFormation Designerと、より多くのサービスのサポート

  • CloudFormation Designerという新しいビジュアルツールがリリースされ、リソースをドラッグ&ドロップで配置して、JSONテンプレートを出力することが可能になった。
  • 逆にJSONテンプレートからのビジュアライゼーションにも対応しており、CFnで構築していれば、どうなっているか確認が簡単にできるようになった。
  • CloudFormationの対応リソースも増え、「Amazon Aurora」「AWS CodeDeploy」「AWS Directory Service SimpleAD」「EC2 Spot Freet」「Amazon WorkSapces」がサポートされた。

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11. Amazon WorkSpacesアップデート – BYOL, Chromebooks, 暗号化

  • WorkSpacesにWindows 7のライセンス持ち込みが可能になった(WorkSpacesは中身Windows Serverだったと思うがどういうことだろう?)
  • Chromebook用にAmazon WorkSpacesクライアントがリリースされた。
  • WorkSpacesで使われるストレージの暗号化が可能になった。

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12. AWS CloudTrail Update – SSE-KMSの暗号化とログファイルの整合性の検証

  • S3バケットに保存されるCloudTrailログファイルをSSE-KMS(サーバーサイドでのKMS暗号化)で暗号化可能になった。
  • CloudTrailがS3バケットにログを送信した後に、それらが変更されたかどうか変更検知が可能になった。

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13. Are You Well-Architected?

  • セキュリティ、信頼性、性能効率、コスト最適化の4本柱からなるアーキテクチャのベストプラクティス指南書。
  • 開発中にこの指針とどのくらい合致してるか確認し、心配があればお近くのSAに相談しよう。

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14. Amazon ECSのカスタムスケジューラを作成する方法

  • ECSのAPI(ListとDescribe)操作を用いて、「最もタスクの実行数が少ないマシンにジョブを割り当てる」といった制御を独自に行う方法の紹介

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AWS関連

15. Amazon EC2 Spot Fleetがマネージメントコンソールから使用できるようになりました。

  • 特に最近リリースが盛んなSpot Fleet API関連のアップデートで、マネジメントコンソールからGUIでSpot Fleetの制御ができるようになった。

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16. AWS DynamoDB Console Preview を試してみた

  • DynamoDB Streamを利用したLambda連携や、Data Pipelineと連携するInport/Export機能、IDプロバイダーやIAMポリシー作成支援機能がついたアクセスコントロールなど、パワーアップする模様。

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