cloudpackエバンジェリストの吉田真吾(@yoshidashingo)です。
第2回 JAWS−UG 神戸 OpsWorks (Chef) 特集 ! に参加してきました。
togetterまとめ→JAWS-UG 神戸支部 第2回勉強会 OpsWorks (Chef) 特集 !
勉強会
自動化も、アマゾンで ADSJ 堀内さん
アマゾン自体が自動化を回して効率化を行ってきた会社であるということ。さまざまなサービスが、AWSユーザーの運用を自動化して負荷を軽減してくれるという点を話されていました。
初めてのChefの教室 Engine Yard 安藤さん
もはや最近Engine Yardの人というよりChef(Opscode)の人ではないかと感じてしまうくらい引っ張りだこな安藤さんのChefの教室。Chefの基礎から、Engine Yardで各ノードの構成管理に活用されていること、周辺情報の探し方まで盛りだくさんで解説されました。
資料→「初めてのChefの教室」をアップデートしました
開発運用の現場でのChef活用 NRIネットコム 佐々木さん
AWSもオンプレミス環境も運用している佐々木さんからは、構成変更があろうがなかろうが、構成変更が起こりうるジョブを動かしてしまうとリリースプロセスにみなされてしまうなどの、実際の組織ルールに合わせて、cronでchefをキックするような一般的な使い方ではない、現場の沿ったアプローチによる構成管理の自動化方法などが話されました。
Chef(Server)と AWS OpsWorks(tm)の比較 HiganWorks 澤登さん
こちらも本日のメインセッション。ChefとOpsWorksの違いの基本的な説明から、実際にrailsアプリのデプロイを通じて双方の使い方の説明がされました。
jenkinsとfabricでamiの自動作成とオートスケール Sky 玉川さん
AMIを利用したテンプレート中心な構成管理をしていると、構成情報の変更時にテンプレートにフィードバックできないという課題がありますが、AMIの再作成などのフィードバックの方法をデモを通じて説明されました。
WordPress CLoud Design Pattern デジタルキューブ 岡本さん
エンタープライズスケールでWordPressを使う場合に、Cloud Design Patternを活用してどのようにシステムを構成することができるか説明されました。また、OpsRock.inを使えばどの構成も自動管理することが可能とのことです。
一撃 CloudFormation cloudpack 吉田
若干タイトルで釣ってしまいましたが、要は言いたかったのは、
1)AWSインフラの構築はCLoudFormationでスタックを一撃で作成・更新できるということ。
2)システムのバックアップ(AMI、ネットワークなどの構成情報)とデータのバックアップはライフサイクルが違うので、別々の戦略で考える必要がある
3)Apacheの最新ソースからのビルドなどはUserDataでBootstrapさせるの結構大変(汚くなる)なので、そういう部分以降はChefなどを使ってやりましょうね。
という話。
Chef With AWS クリエーションライン 浦底さん
Chef界隈の梨元勝さんこと、梨元勝さん。ネットウォッチャーとしていつも多彩なネタを聞かせてくれて本当に面白いです。
資料→ Chef With AWS
VagrantをWeb開発環境に使う shin1x1 新原さん
仮想環境としてインフラをサンドボックスとして使用できることで人気のVagrant。複数のディストリがboxとして公開されていますし、1.1からはEC2も使用できるようになってます。ネタがあふれすぎて全然収まらなかったみたいなので、また別の機会にフルレングスで聞いてみたいと思ってます。
懇親会
神戸支部の運営について
神戸支部は小賀さんが中心ですがコミットするコアメンバーをたくさん抱えているわけではないので、デジタルキューブさんのサービスを中心にした WordPress や OpsRock.in などの周辺話でまた面白い勉強会をしていくことになることになると思います。小賀さん自体が神戸にとどまらず、さまざまなコミュニティとの交流を持っている方なので、クロスコミュニティにも期待して行きましょう。