サーバーレスの薄い本(Serverless Meetup Tokyoセッション紹介) #serverlesstokyo

セクションナイン吉田真吾@yoshidashingo)です。

Serverless Meetup Tokyoを今週水曜に初めて開催します。

今日は記念すべきMeetupの初回のトップバッターを飾る仲山昌宏さんと軽いチャットをしました。

以前に私が「めもおきば TechReport 2016.08(サーバレスアーキテクチャ特集)※通称サーバーレスの薄い本」をいただいたとき、「網羅的」かつ「簡潔に」サーバーレスの歴史や考え方、周辺の話題との関連性がしっかりと書かれており感銘を受け、無理を言って増刷していただき ServerlessConf Tokyo で頒布していただきました。案の定予備としてお持ちいただいた補充分まで含めて早々に完売しておりました。

今回話す内容は20分枠なのでダイジェストとなってしまいますが、当日頒布もありますので「サーバーレスとは何か」を考えるときに手にとっていただきたい一冊です。

プロフィール

  • 名前:仲山昌宏
  • 会社名:株式会社where
  • 役職:IoT基盤センター サービスプロデューサー

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Quick Chat

---- 仲山さんは普段どんな仕事をしてるんですか?

普段はIoTプラットフォームのクラウド側の開発と、社内IT基盤を兼務でやっています。

その中で、IoTプラットフォームのクラウド側として、Bluetoothのメッシュネットワークから受け取ったデータを収集・分析するためのシステムを開発しています。サーバレスアーキテクチャは、勘所さえ押さえれば、開発や運用のコストを抑えられるだけでなく、開発工数が足りないときに「金の弾丸」で殴りやすいところもあり、人が足りていない現状で大変助かっています。

----- 薄い本シリーズについておしえてください

元々コミケには買う側でずっと参加していましたが、きっかけはニフティさんのお誘いでクラウドに関する書籍執筆に参加したことがきっかけで、自分でも本を出してみたいと思って、思い立ったが吉日と出すことにしました。 今後も、クラウドに限らずなんとなくその時自分でブームになっているキーワードで、継続して出していくつもりです。

---- 今回のサーバーレスの薄い本の経緯や目的はなにでしたか?

昨年末に、Hardeningを第一特集にした一冊目を出したのですが、その時にはやりのキーワードの一つとしてサーバレスアーキテクチャを紹介しようと自分の中で整理するなかで、もう少し掘り下げてみたいという思いがあり、今回の特集になりました。

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---- サーバーレスであることとはなんでしょうか?

システムを実現する上で、人が考えないといけないことを減らし良いシステムを作るための「良き制約」として、サーバという概念を捨てよう、というのが本質だと思います。

---- 今回の薄い本の反響ってありましたか?

正直自分でも、必要な内容は押さえたとは思いつつもここまで評価していただいて嬉しいです。

---- 個々のサービスなどについてちょっと突っ込んだ話などあれば最後におしえてください。

DynamoDBがまだうまく乗りこなせずに色々苦労しています。 あと、「うまくスケールしてくれる」とはいいつつも、DynamoDBのキーやKinesis Streamsのパーティションキーなど、うまくスケールさせるための設計は当然こちらが設計しないといけないので、そのあたりを少しずつ失敗で実績を積み上げているところだったりします。

---- ありがとうございました。

まとめ

短いチャットでしたが非常に明快で面白い内容でした。明日が楽しみですね。 serverless.connpass.com