先週のSORACOMやIoT関連ブログ 10/26(月)〜11/1(日)

どうも、吉田真吾@yoshidashingo)です。

SORACOM公式

まず確認してて思ったことが、SORACOM公式ブログの情報量がとても充実してるので、これだけでSORACOM動向かなり網羅できます。

blog.soracom.jp

では今週も行ってみましょう。

1. SORACOM リリース記念リレーブログ 完走

  • 9/30〜10/30まで1ヶ月続いた珠玉の25エントリー
  • SORACOM AirやBeamの使い方、Airと合わせて利用可能な各種デバイスの設定方法から、IoTビジネスや、気になるセキュリティの話まで幅広く書かれています。
    • 何か試してみようと思ったら、まずこの中で実践されているものがないか確認してみると、先人の知恵がすぐに活用できそうです。
    • VoIPや電車でGO!連携など非常にユニークなものも多くて参考になります。
  • SORACOMがベールを脱いでから、クラメソさんのブログでどんどん面白いネタが挙げられてしまう「メソられ現象」に頭を悩ませた人が多かったです。
  • すっかりナリを潜めていたUSBドングル型LTEモデムが、パソコンやラズパイからSORACOM AirでLTE接続するのに便利だという評判から、一気に人気が再燃し、執筆者たちが買った頃より今では値段が高騰してるなんていう事態も起きてました。

blog.soracom.jp

2. 10/16 ソラコム Developers Conference#0

  • SORACOM Airに「カスタムDNS機能」が追加されました。
    • デバイス側から参照するDNSをカスタマイズできることから、名前解決するIPアドレスを入れ替えることでBlue-Green Deployment的に使ったり、Beamでの認証前後で接続先を制限したりする使い方ができるようになりました。
  • SORACOM Beamに「AWS IoT連携機能」が追加された。
    • AWS IoTの特徴であるデバイスごとの証明書管理を、当初からSORACOM Beamの使い方として想定されているプロトコル変換と、Beam側での証明書管理でオフロードすることで、省電力なデバイスからのデータもセキュアにサーバーまで連携することが可能です。
  • LT19連発

blog.soracom.jp

Z-Worksさんは、徘徊老人の防止・安否確認のために、各家に合ったセンサーの組み合わせを提案して見守りIoTのサービスを導入しています。そのためにセンサーはZ-Wave Allianceの規格(Z-Wave Plus)に則った製品を扱い、これをモジュールのように組み合わせることで、素早く安価な導入が可能とのこと。また、ある程度規格品の良し悪しは事前に試して選定しているとのことでした。

クラウドサービス(AWS IoT)や通信部分(SORACOMのこと)やプロトコル(MQTTなど)といったプラットフォームがすっかり出揃ってきた中、センサーもこういったモジュール品を扱うことで、最短距離でソリューションが提供できるというのは、まさにクラウド時代の発想だと思います。どれだけ後発で小さい組織だろうが、こういう方法なら顧客に価値をデリバリーできそうだと勇気づけられた人が多いのではないでしょうか。

kibi-dango.jp

3. 10/23、SORACOM パートナースペース(SPS)申請受付開始

  • SORACOMを利用できるデバイスのパートナーや、SORACOMを利用したサービスを展開するソリューションパートナーや、SORACOMを利用するうえでコンサルティングやシステムインテグレーションを行うインテグレーションパートナーまで、3種類のパートナー制度を用意しており、これに登録するとSORACOM社から情報提供やマーケティング強力などさまざまな特典が受けられます。

https://soracom.jp/press/2015102301/soracom.jp

IoT関連

4. IoTが当たり前となりつつある時代に求められるもの

  • IoTというキーワードがハイプサイクルのてっぺんに到達している。
  • 標準化規格・団体が乱立している。
  • セキュリティへの配慮が重要なトピックである。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20151031-00050993/bylines.news.yahoo.co.jp

it.impressbm.co.jp

5. IoTの先駆け、コマツのスマートコンストラクションの話

6. 動態把握のソリューション

7. センサーデバイスの話題

techable.jp

所感

デバイスは引き続き進化していき、選択肢が増えてくると思いますが、そろそろIoTという単語自体は影を潜め、ビジネスのソリューションの1形態というとらえ方がされるようになり、話題の中心は標準規格、セキュリティ、事業開発、といったところに移ってくるのではないかと考えています。そのときに十分な要件を満たし、ビジネスを強力にバックアップできるソリューションがどのくらい残るかなと期待しています。

特に私のようなフリーランス、あるいは小さいチームで価値を産みだしていくにあたっては、プラットフォームやデバイスをモジュールのように組み合わせて、「可能な限り作らずにデリバリーする」という発想が当然になってくるので、そういった流れで動向をチェックしていきたいなと思っています。