リアリティな広告

以下のような記事が上がってました。

【動画】緊急座談会!「広告はダサいすよ」-- チームラボ猪子寿之 テレビと広告の未来とは?|SENSORS|Technology×Entertainment

うちの虎ノ門ヒルズオフィスの会議室が使われてたので回覧が回ってきたのですが、見てみたら猪子さんが非常に分かりやすいことを言っていました。

お茶の広告があったとして、スッゲーかっこいい人と美女がさ、江戸!っぽいところでさ、お茶飲んでたとするじゃん、あれって昔で言うと超クオリティの高い、いい広告だと思うんだけど、お前そこ住んでねーだろ!みたいな。お前普段そんな格好してないじゃんみたいな

(リアリティがないから売れるんじゃないすか?という問いに対して)多分、リアリティのないことに対して今は全く誰も興味ない。リアリティしか興味ないのよ

(昔っからみんな興味なかったんじゃない?という問いに対して)違う違う、昔は興味あったの。なんでかって言うと、リアリティは現実しかなかったの。メディアを通すものは全部リアリティのないものしかなかったから。その中でよく作り込まれたものに対して興味があったの。でも今はリアリティにあふれすぎてるから、メディアが。たとえばLINEで今日暇?とかすごいリアリティじゃん。こいつヒマなんだ?とか、じゃあ遊ぼうかとか。ネット開けるとリアリティにあふれてるじゃないですか。

(僕らは)世代的にまだ全盛期を知ってるから、比較対象として「ダサい」って言えると思うんだけど、もっと若い子はもっと目に入ってないとおもうんですよね、リアリティがなさすぎて。

BtoCではテクノロジーが、コミュニケーションや生活の一部というリアルな領域を担うようになってきたんですね。その流れで広告がリアリティのあるものでないとリーチしないんじゃないかという視座はさすがかなと。
詳細は記事に掲載されている動画を見てみてくださいね。

では、企業活動の大部分を担うBtoBの世界において(というか自分の仕事と照らし合わせて)この「リアリティ」はどんなものかって考えてみると、お客様間やデベロッパーコミュニティでの口コミだったり、ブログだったり、技術書だったり、似た規模の事例だったり、相談しやすい相手(顧問のコンサル)だったりとは思うんですね。