Windows Server 2008 R2 on EC2 はスケスケ(Aero Glass) Windows クライアントになるか。

cloudpackエバンジェリストの吉田真吾@yoshidashingo)です。


数週間前にMicrosoft から Microsoft Remote Desktop というiOSアプリが出ました。
ただ、家に Windows 系のマシンが全くないので、EC2上に Windows Server を立てて繋いでみようかなと思ってやってみました。

Windows Server を起動する

EC2 Management Console で Windows Server 2008 R2 を起動する
  • EC2 Management Console にログイン


  • Launch Instance を押下


  • Microsoft Windows Server 2008 R2 Base - ami-e3dd41e2 を選択(Select)する


  • 無料使用枠のある t1.micro が選択されていることを確認し「Review and launch」を押下


※私の場合、既存の Security Group を選択して「Review and launch」を押下しましたが、特に設定しなければ、RDPポートだけ開放された Security Group が新規作成されます。
※特に設定を変更しないと「EC2-classic」が選択されてます。VPC内に起動したい場合はRDP接続可能なようにインターネットゲートウェイが付与されたサブネット内に起動しましょう。

  • 設定を確認し「Launch」を押下


  • キーペアを選択(あるいは新規作成)して注意書きに同意したら「Launch Instances」を押下

インスタンスの起動はこれでOK

インスタンスに接続してみる

EC2 Management Console でインスタンスを選択し、Connect を押下 → Connect To Your Instance 画面で「Get Password」を押下


キーペアを選択して「Decrypt Password」を押下


Windows パスワードが取得できる

iPad から接続してみる

app store から「RD Client」アプリをダウンロードする

ここから→ https://itunes.apple.com/us/app/microsoft-remote-desktop/id714464092

接続情報として「PC Name」にEC2のPublic DNS、「User name」にAdministrator、「Password」にWindowsパスワードを設定して接続する

警告が出るが「Connect always」で接続する

接続できるとこんな感じ

Aero Glass にチャレンジ

RDS SAL(Microsoftが提供するSPLAのライセンス)を用いてWindows Aeroモードにしてみる。

リモートデスクトップセッションホストの役割追加

以下の画面のように役割を追加する。






↑ここが大事なとこ。「デスクトップコンポジション」によってWindows Aero効果が提供される。



再起動したら画面を確認

このとおりWindows Aeroモードになります。

しかし、(この画像からは分かりにくいが)いわゆるAero Glassになっていません。
DirectX 診断ツール(dxdiag.exe)で確認したところ、DirectXの機能が使えないため、Aero Glassは使えないということのようです。


残念。