Cloud on the BEACH 2013 in 沖縄(本編) に参加しました

cloudpackエバンジェリストの吉田真吾@yoshidashingo)です。

昨晩に引続き、JAWS-UG 沖縄 の勉強会「Cloud on the BEACH 2013 in 沖縄」に参加しました。
場所は琉球大学工学部をお借りして行われました。

アマゾンウェブサービスのご紹介 AWSテクニカルエバンジェリスト 堀内康弘さん


クラウドいつやるか? → (ry

なぜ今こそクラウドを使わなければならないか。
クラウドを活用することで、インフラの調達フローが変わり、初期投資不要・従量課金でインフラを利用できることにより、ユーザーがよりビジネスに集中することができるようになるからです。

AWSが取り除くもの

AWSを利用すると、リソース調達の速度が改善します。

たとえば、Animotoという手持ちの複数の写真からフォトムービーを生成してくれるサービスですが、Facebookで公開した際に想像以上に話題となりアクセスが集中したため、2日後にはEC2を5000台にまで増やしたという事例がありました。実際にAWS CLIを使用して、EC2のインスタンスを容易に作成できるデモが紹介されました。

また、堀内さんがCTOをされていたゲーム会社「gumi」さんの事例として、開発〜本番までスケールアップやスケールアウト手法を用いて、必要なときに必要な分だけリソースを調達しているという事例を紹介されました。

また、AWSのリソースはサービスとして提供されているので、インフラのメンテナンスはAWS側で行われ、インフラのメンテナンス運用コストが不要となります。たとえば Amazon S3 であれば、可用性 99.99%、耐障害性は 99.999999999% が保証されています。ここでも静的なWebサイトのホスティングのデモを通じて、簡単に利用開始ができるんだよ、という点を紹介されました。

さらに、ユーザが制御可能な閉域網を構築できるサービス Amazon VPC を用いて、AMCから数クリックでプライベートなネットワーク領域ができるデモを行いました。本日の会場は琉球大学ということで、大学つながりで九州大学さんの事例、オンプレとVPCで構築した環境を統合して利用されているという紹介もされました。

また、Amazonのグループの一部であるAWSも小売りのDNAに基づいて、サービス開始以来30回以上の値下げを行っています。

セキュリティについては、AWSはトッププライオリティとして取り組んでおり、PCI DSSなど、多くの第三者認証を受けています。

AWS専業SIerの舞台裏 サーバーワークス 大石良さん

もはや古典落語の域にまで高められた、大石さんの「AWS専業でSIを行う舞台裏の話」が披露されました。

なぜAWS専業なのか?

サーバーワークスさんではAWSの可能性に触れ、2008年から物理サーバーの購入禁止令を発令し、AWSに特化したSIを開始しました。

AWSの特長とうまくマッチした例として、2011年の東日本大震災において、急増した日本赤十字社のサイトへのアクセスを、CloudFrontを利用してオフロードした話を紹介されました。
この実績から、義援金受付サイトの構築を依頼されたのですが、環境構築に24時間、アプリケーションのデリバリーに48時間という短時間で構築したという話でした。

当初ボランティアで行ったこの事例について、大石さんとしては自慢するのがはばかれるためあまり外部で話をしてこなかったらしいのですが、日本赤十字社の方に「本事例を話して、儲けて、義援金を払う、そういうつもりで、どうぞ講演する話題に使ってください」と言われたことで講演されるようにしたとのことです。

AWSを利用するメリット

AWSを利用するメリットとして、仮想コンピューティングリソース(EC2)以外の豊富なフルマネージドなサービスを用いてシステムを構築することができるという点があります。実際に仮想マシンをAWSより40%以上安く提供しているクラウドベンダーと比較しても、トータルでは安くなる場合があるという試算も披露されました。

調達モデルが変わる

SIはなくならないが、SIerに求められるモノは変わるという信念のもと、お客様が求める価値をいち早くデリバリーすることに注力しましょうと話されました。

AWSを使ってみよう

サーバーワークスさんでは、AWS専業で案件を行うことにより、案件ごとの単価は安くなりましたが、インフラの導入費用などが必要なくなるため、利益率が高まる傾向にあるということで、安心してAWSの案件をやってみましょうとのこと。また「DRスターターパック」など独自にサービス化したものもあるので、システムのDR部分など一部からでもよいので、やってみるとよいでしょうとのこと。

デブサミでも非常に人気が高く、記憶している限り6〜7回聞いている話なのですが、いわゆる古典落語のように毎回腹落ちするという点で、大石さんにはぜひ本講演をオープンソース化していただきたい気持ちでいっぱいです。

AWS Summit NY 2013 の話 cloudpack 後藤和貴さん

AWS Summitとは

AWSの技術や事例が話されるカンファレンスです。
AWSの中の人(各サービスの開発チームやソリューションアーキテクト)がいるので、直接サービスの深い話を聞くことができるイベントです。日本からはツアーを利用して16名参加されました。

Keynote

AWSのCTOであるWerner Vogelsが5000人規模の基調講演を行いました。
今までAWSの利用範囲が、特に有効活用できる場所に限定されていたが、たとえば金融分野(FinQloudなど)など、最近は活用される分野自体が広がっているとのこと。

技術トラック

後藤さんが参加した技術トラックの報告がありました。
これらのセッションも含んだ、全ての講演はAWSのYouTubeチャンネルで見ることができます。
http://www.youtube.com/user/AmazonWebServices

AWSのNYオフィスに行った

NYオフィスにいるSAがさまざまな話をしてくれたとのこと。
「Redshiftの性能検証」「FinQloudの実装の裏側」などを聞いたそうです。
羨ましいですねー、個人的にRedshiftをローンチ当初から注目してたり、FinQloudも前職が証券システムだったことから非常に興味のあるトピックです。


6/5(水)〜6/6(木)には東京でも「AWS Summit Tokyo 2013」が開催されます。
AWSのCTOであるWerner Vogelsも、JAWS DAYS 2013でオバマの大統領選のシステムについて解説されたMiles Wardも来日します。みなさま是非ご参加ください。JAWS-UG浅草もまた開催されると思いますよ。

AWS使ってみました レキサス 与儀実彦さん


普段は物理サーバーを扱うことが多い与儀さんですが、今回とある案件においてAWSを利用することになり、実際にリリースを行ったとのことで、そこでどんな実装を行ったかという話。

NATインスタンスで踏み台サーバーを構築したり、DBのMulti-AZ構成、バックアップの自動化なおどぉ行ったそうです。

使いにくいなと感じた点は2点あり、インスタンスやVPCのID管理になれが必要、CloudWatchの表示がUTCでツラいということだったそうです。

AWSで行こう update版:インフラだけじゃない!?アマゾンのクラウドサービスのご紹介 西島さん


自分で作ると大変なシステムが、AWSだと簡単に利用することができます。
勉強レベルであれば自身でいったんすべて構築して運用してみるとよいですが、その後本番AWSを使うと、その高い効率性が理解しやすいとのことです。

美人CDP/CDP男子 on the Beach(仮) 〜(仮)が取れたとき本当のCDPが始まる cloudpack 吉田真吾

本日は10分のLTでしたので、最近撮影した美人CDP/CDP男子のアップデート、7パターンを発表しました。

昨夜のクリエイターズレジデンスのみなさんにはお手伝いいただきありがとうございました。

AWS カジュアルPerlプログラミング @masakyst さん

資料はこちら

AWS Elastic Beanstalk は便利だけど「Perlないじゃん!」ということで、Elastic Beanstlkのhook機能を使って、Webのリクエストをフックして、Perl/Mojoliciousで処理してみようという話。

JAWS-UG沖縄 第4回勉強会LT 米須渉さん

次回の勉強会に向けた目標とかを語った大爆笑LTでしたwww
ええ、ええ、次回も来ますよ。

そしてビーチパーティ


午後は宜野湾トロピカルビーチに移動して、ビーチパーティが開催されました。


沖縄から世界へ、どんどん盛り上げていきましょう!