クラウドエンジニアに贈る、構築・運用が捗るAWSのBGM10選

AWS re:Invent 恒例となった re:Play Party。今年はdeadmou5がDJを務めました。高額だったろう出演料を考慮すると、Intelってやっぱスゴいんだなと思わざるを得ません。

 

さて、日本のポップシーンにも完全に浸透したEDM。代表的なところでは、安室奈美恵が今年リリースしたアルバム「FEEL」は日本のシーンにおけるEDMの集大成と言って過言ではない内容だったと思います。

 

そこで今日は AWS エンジニアに贈る Techno,Breaks,House,Electronica ジャンルから、今すぐクラブでプレイしても恥ずかしくない、"AWSな"BGMを選んでみました。これらの曲をプレイリストにしておけば、来年 re:Play Party の DJ として招待されても慌てる必要はありません。

 

元ネタ→開発者に贈る、コーディングが捗る漢のBGM10選

 

 

1. Kinesis - Tecbloc

 

今年の re:Invent を貫いていた一つのテーマは「Stream」だったように感じています。

そんな re:Invent で最も注目度の高かった発表の一つが Amazon Kinesis です。

 

毎秒発生し、止む事のない大量のデータのストリームを、高いスループットと柔軟なスケーラビリティで処理し、リアルタイムなログ解析やデータ分析、機械学習に利用することができるフルマネージドなプラットフォームです。

現状ではまだ Limited Preview です。

 

 

2. Dynamo Love - Mistol Team

 

全ての NoSQL データベースの歴史は Amazon.com の CTO で AWS の父である Dr.Werner Vogels「Dynamo論文」から始まっています。大規模なスケールにおけるデータストアの可用性を最大限発揮するために、RDBMSとは違った一貫性モデル(Eventually Consistence)を持ち、キーバリュー型のデータ構造を基本とし、分散ファイルシステムなどを用いた分散パーティショニングやレプリケーションを駆使して、可用性を高める実装になっています。

 

AWS では、書込みや読込みスループットをユニットという単位で指定でき、ストレージの容量制限がない、フルマネージド型の NoSQL データベース「DynamoDB」が提供されています。

 

ハッシュキーをどのカラムにしようかあまり考慮せず、特定の値に偏って参照されやすいカラムに設定してしまったりすると、パーティション間でデータが分散しているのに特定のパーティションにばかりアクセスが集中し、スループットが指定した値どおりに出ないという問題に出くわすことがあるかもしれないが、『愛』さえあればテーブルの作り直しもしんどくない。多分。

 

 

3. Consistency (Brian Boncher After Dark Mix) - Asher Perkins

DynamoDBでもどうしても一貫性が気になるというのであれば、Java SDK にトランザクションライブラリがありますが、あくまでクライアントのライブラリであり、DBエンジン側での実装でない点には注意が必要です。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】 DynamoDB用のトランザクションライブラリ

 

 

4. Atomic - Adrian P

ちなみにトランザクションはACID特性を満たす必要があり、そのうちの一つ Atomicity はトランザクション内のタスクは全て実行するか、全く実行しないか、どちらかでなければならないという性質です。

 

決済が完了したら、口座から代金を差し引く

決済が失敗したら、口座から代金は差し引かない

 

大事な性質ですね。

 

 

5. Atomic - Eduardo De Rosa

こっちも捨てがたい。 

 

 

6. Redshift - Plump DJs

言わずとしれた AWS の DWH のサービス。PostgreSQLベースの ParAccel がベース。ParAccel は Actian に買収されて現在は ParAccel SMP という製品になって、同社のDWH製品として Vectorwise と双璧をなしています。

カラムナーでデータを格納したり圧縮することで、特定の列を全件取得するなどのアクセス方法で抜群の性能を発揮するように設計されています。また、Redshift はフルマネージドなサービスなので、クラスター内のノードが壊れても、冗長化されたセカンダリのノードにフェイルオーバーしたり、ノードを復旧して再度データを冗長化したり、クラスタ内にノードを追加した際にリバランスを自動的にやってくれたり、非常に便利な機能が元々ついてます。

 

 

7. Glacier - Anchoret

増え続けるデータをどこにアーカイブしておくかは非常に悩ましい問題です。コストはかけたくないし、そんなに頻繁にアクセスする必要はないデータ、ただし絶対になくしてはいけない。そんな要件があれば Glacier が打ってつけです。

 

1GBのデータを月1円程度で保管しておけるアーカイブ専用のオブジェクトストレージです。

 

 

8. Glacier - Bhok

直近のアップデートで Storage Gatewayが仮想テープライブラリ(VTL)に対応しました。これにより、既存のテープバックアップのアプリケーションから透過的にStorage Gatewayに対してテープバックアップを行えるようになり、その実体はS3やGlacierにアーカイブとして保管することが可能になってます。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】 AWS Storage Gatewayを使って仮想テープライブラリを作成しよう!

 

 

9. Workspace - Darmon D, John Kelvin

re:Invent であったたくさんの新サービスの一つに「Amazon Workspaces」があります。 今まで初期導入に多額のコストがかかっていた VDIソリューションをクラウドで実現するサービスです。

 

スケスケになるんかなーーー。

 

 

10. Workflow - Zeitspule

Amazon Simple Workflow Service は分散コンピューティング環境下で複数の処理ステップをまたがったタスクをフロー制御する際に便利なサービスです。

詳しく触ってないのでこれ以上の解説は「SWF オーケストラ」で有名な得上さんに譲ります。

 

 

おまけ. I Feel Love - Dark Society

 

re:Play でもそうだし、エレクトリックなダンスフロアで必ず一度はかかってるアンセム。昨年亡くなった Donna Summer の I Feel Love。ホントに必ずと言ってかかるんで知っておいたほうがいいです。

 

ということでお昼休みを長めにサボって勢いで書いてみたけど後悔してない。