どうも、吉田真吾(@yoshidashingo)です。
玉川憲さんがAWS(ADSJ)を辞めて立ち上げた会社がたった半年で、強力なメンバーを従え、IoTサービスをローンチし、エコシステムも整備して、世間の話題をかっさらっています。
はじめに
- この記事では前半に外部から見えていたソラコムの動向を整理し、後半でローンチ後に出たメディア記事を整理してます。
- エンジニアブログについては別でもう一本書きます。
ローンチ前
- 2015/2/2
- 玉川氏がADSJを卒業することがASCIIにて「サプライズ」発表された。
- 2015/3/22
- JAWS DAYS 2015にて、4月から会社を立ち上げてなんか色々やるんでよろしく!というLTが行われ、情報の発信はこちらで、とペライチなサイトが紹介された。
http://signup.soracom.jpsignup.soracom.jp
- 2015/6/11,12
- 7億円調達したことが「サプライズ」発表され、「バリュエーションいくらやねん」「俺も全力で投資したい!」といった声が界隈に入り乱れる。
- どうやらAWSの特徴(スモールスタートでエラスティックで従量課金)と活かし、かつ自身もAWSライクなIoTサービスらしいとのことが分かった。
- 2015/8/5
- CTOとしてADSJのSAをしていた安川さんがCTOとしてジョインすることが「サプライズ」発表された。
- 直近、DynamoDBチームで開発していたことや、エリクソン出身であることから、なんかガチなプラットフォームっぽいぞということが界隈で噂され始めた。
- 2015/8/30
- 平鍋さんが二子玉川のSORACOMオフィスで行ったインタビュー
- アットホームな雰囲気で開発が行われていることを感じさせる動画であった。
“フェアでオープンなIOTプラットフォームを日本で作りたい。”
- 2015/9/4
- スタートアップCTOの集まりで安川さんから「負荷テストの負荷かけマシンの作り方」のLT
- ソラコムが何なのかはまだわからないまま。
www.slideshare.net
- 2015/9/27
- 日経さんがサービス概要をすっぱ抜いた。
- 2015/9/28
- ブログが始まった。
- 早速デベロッパーカンファレンスが開催されるそうだ。
- 2015/9/28
- プラットフォームを作るためにスーパーエンジニアを集めて作っている
- 理想的なプラットフォームは「初期コストがほとんど掛からない」「すぐに試せて、すぐに止められる」「運用の手間を省ける」「スケーラブルである」という4つの条件を満たす必要があると考えている。
- IoTビジネスでエンジニアに求められるのはソフトやハードを広く見られる人材。→アルティメットエンジニア、フルスケールエンジニア
http://engineer.typemag.jp/article/soracom_tamagawaengineer.typemag.jp
そしてローンチ(2015/9/30)
www.slideshare.net
公式
blog.soracom.jp blog.soracom.jp
メディア記事
jp.techcrunch.com thebridge.jp www.publickey1.jp ascii.jp www.publickey1.jp itpro.nikkeibp.co.jp www.atmarkit.co.jp cloud.watch.impress.co.jp
その他多数
エコシステムパートナー
- cloudpackはSORACOM Airから閉域網で直接自身のAWS環境に接続可能な「IoTpack」を提供
www.slideshare.net cloudpack.jp
- クラスメソッドはソラコムを活用して様々なセンサーからデータを効率よく収集する一連の仕組みをテンプレート化したCSセンサーズを自社サービス「カスタマーストーリー」のオプションとして提供開始した。
ソラコムとIoT向けテンプレート提供開始 | クラスメソッド http://dev.classmethod.jp/referencecat/soracom/dev.classmethod.jp
- サーバーワークスはソラコムに限らず、デバイスの選定からデータ収集方法、分析・レポーティング環境までをコンサルティングする「IoTスターターパック」を開始
http://www.serverworks.co.jp/news/20150930www.serverworks.co.jp
まとめ
ということで「サプライズ」が多くて一気にIoTの注目度、活用に向けた取り組みが加速するように見えますが、大事なのはこのプラットフォームを使ってビジネスがどう広がっていくかという点、つまり今後の「ビジネス開発」がソラコムの命運を握っていると考えて差し支えないでしょう。
Techcrunchの記事に事例が多数載っていますが、注目度の高さのみならず、これらのように実際にソラコムを活用して「モノをサービスに変えていく事例」がどんどん出てくることを期待しましょう。