Amazonのクラウドサービスを使ってみよう

cloudpackエバンジェリストの吉田(@yoshidashingo)です。

新年度がスタートしました。何か新しいことをしたいけど何をしようかモヤモヤしてる方にはまず、 Amazon Web Services(AWS) がオススメです。

プログラマブルなインフラ

あなたがもし【開発者】であれば、「まるで新しいプロセスを起動するように」仮想サーバーや各種の便利なサービスを起動して制御することが可能なことをきっと気に入るでしょう。

さまざまなフルマネージドなサービスたち

あなたがもし【インフラエンジニア】であれば、ミドルウェアのインストールや設定が済んでいる仮想マシンや、オプション1つでバックアップの設定やHA構成にできるデータベースのサービスが、簡単に数千台だろうが用意できることをきっと気に入るでしょう。

コストコントロール可能なインフラ

あなたがもし【プロジェクトマネージャー】であれば、開発環境の準備のために何ヶ月も待たされずに済み、本番環境向けのファジーなキャパシティプランニングのうえに、さらにリスク係数をかけたうえで、さらにバッファ係数をかける必要もなく、即日調達できるインフラをいつでも拡張させたり縮退させることが可能なことをきっと気に入るでしょう。

よりセキュアな環境が構築可能なインフラ

あなたがもし【経営者】であれば、大事な顧客リストを、オフィスのいつ壊れるか分からないNASやファイルサーバーに入れておく必要も、それをいつ従業員が名簿業者に売りに行ってしまうか怯える必要もなくなることをきっと気に入るでしょう。
いまやNASAのエンジニアも、「さまざまな形で、クラウドコンピューティングはよりセキュアなソリューションを実現できます」と言っています。
もちろん、AWSはセキュアなインフラのサービスですので、OSより上のレイヤーのセキュリティはユーザーにより作り込む必要はあります(この考え方を「共有責任モデル」と言います)が、不安があってもAWSのサポートや、充実した実績のあるパートナー(後述)に相談することが可能です。

AWSをどうやってはじめればいいですか?

いくつか(主に3つほど)の選択肢があります、1つ目は「まず個人で使用してみる」方法、2つ目は「AWSの営業関連窓口に相談する」、3つ目は「AWS コンサルティングパートナーに相談する」などです。


1. まず個人で使用してみる
AWSのトップページから「サインアップ」ボタンを押下してはじめましょう。
アカウントを作るだけでは課金は発生しません。
また、新規アカウントには「無料使用枠」が設定されています。
無料使用枠でどこまで使えるかは、別途本ブログで記載していこうと思います。


2. AWSの営業関連窓口に相談する
http://aws.amazon.com/jp/contact-us/
にアクセスして相談するといいと思います。


3. AWS コンサルティングパートナーに相談する
AWSのエコシステムは非常に充実しており、AWSを利用してSIを行う会社や、AWS上で稼働するソフトウェアなどを提供するパートナーのネットワークがあります。cloudpackは、そのうち「ADVANCED CONSULTING PARTNER」というものに認定されています。

クレジットカード決済を扱うシステムのためのグローバルな基準「PCI DSS」に対応した構築事例をはじめとする、多数の構築実績がありますが、あまり宣伝ぽいのはよくないので、あとはググってみてください。他にもよいパートナーがいっぱいいらっしゃいます。


ということで、新年度に私と新たなスタートダッシュを切りましょう。
次回から、基本的な使い方から順を追って使ってみることにします。


もし、今すぐ色々動かしてみたいんだ、という方がいれば、JAWS-UGという、AWSのユーザーグループが各地で開催する勉強会に参加してみてください。
他に、明日新宿で私が主催する勉強会とかもあったりします。